Aaron Copland – アーロン・コープランド
バレエ音楽「ロデオ」より4つのダンス・エピソード |
●原題:Four Dance Episodes from Rodeo
●編曲:小長谷宗一
●グレード: – ●演奏時間:約25分40秒 ●第12回サマーコンサート
ロデオは、アメリカ西南部の大草原のカウボーイ達が行うきわめて男性的なスポーツの一種です。カウボーイ達は暴れ馬を上手に乗りこなして障害物越えや投げ縄の技を競ったりし、その後行われる夕食会ではダンスなどをして楽しく夜を明かします。 モンテカルロ・ロシア・バレエ団はこのロデオを題材にしたバレエを上演することとなり、作曲をコープランドに委嘱しました。バレエは大成功を収め、気をよくしたコープランドはこの中の4曲を抜粋して演奏会用の組曲を作り上げました。
Ⅰ.カウボーイの休日 アメリカの西部民謡を題材として、暴れ馬を乗りこなすカウボーイ気質とロデオの日の楽しさが描かれています。 Ⅱ.牧場のノクターン 昼間の催しが終わった後の牧場の夜の静けさを描いた曲です。 Ⅲ.土曜の夜のワルツ 序奏と緩やかなワルツから成り立っており、ロデオの夜の男女の踊りを描いています。ワルツの主題は全曲を通じて最も魅惑的な調べといえましょう。 Ⅳ.踊り Ⅲとは対照的な活気に満ちたスクエアー・ダンスが展開されます。曲名の“Hoe-Down”とは、元来、男達が酒をあおりながら、全員ダウンするまで踊り続ける踊りのことです。 (第12回サマーコンサート) |