ディスコは廃れてもディスコ・キッドは不滅の名曲です。【サマコン曲紹介 ― ディスコ・キッド編】

大阪大学吹奏楽団がサマーコンサートで演奏する『ディスコ・キッド』。

吹奏楽界では言わずと知れた名曲なんです。

でも、そういえば「ディスコ」ってなんだろうって思いませんか? 

作曲された当時の時代背景を知ると、サマコンをもっと楽しめると思います!

それでは行ってみよう。

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ディスコ・キッドはコンクールの課題曲だった

『ディスコ・キッド』は1977年の第25回全日本吹奏楽コンクールの課題曲として作曲されました。

作曲者は、笑点のテーマの新アレンジや『怪獣のバラード』の作曲でも知られる、東海林修です。

ディスコ・キッドとは関係ないですが、笑点のテーマでお馴染みの「パフっ」は東海林修指揮でレコーディングしていた最中にアクシデントで入ってしまったもので、それがそのまま採用されたという逸話があります。

「課題曲と言えばマーチ!」というイメージがありますが、40年以上前の吹奏楽コンクールでこんなカッコいいポップな曲が演奏されていたとは意外ですよね。

その理由は、当時の日本の時代背景にあります。

ディスコ・キッドたちの時代

『ディスコキッド』が作曲された当時の日本では「ディスコ」が大衆化して全盛期を迎えていました。

その「ディスコ」とは一体なんなんでしょうか?

ディスコ、または、ディスコテークは、音楽を流し、飲料を提供し、客にダンスをさせるダンスホールである。

Wikipedia (ディスコ)

要するに、流行の音楽に合わせて若者が踊るような「夜の社交場」のことですよね。現在の「クラブ」に当たるでしょう。いずれにせよ、筆者には縁がなさそうです。行ったことありますか?

1970年代半ばから世界的なディスコブームにあったようですが、日本では1978年に映画『サタデーナイトフィーバー』が公開され大ヒット。新宿、渋谷をはじめとする東京の繁華街に多くのディスコが開業し、ディスコブームを牽引しました。1960年代後半に日本に入ってきたディスコが大衆化したのもこの頃のようです。

映画『サタデーナイトフィーバー』のオープニングで流れるビージーズの『ステイン・アライブ』は一度は耳にしたことがあるのでは…?

Bee Gees – Stayin’ Alive (Official Music Video)

『ディスコキッド』がコンクールの課題曲に選ばれたのは1977年なので、作曲されたのは日本でディスコが全盛となる少し前と言うことになります。

当時はまだ大衆化しているとは言い難い時代にあった「ディスコ」の要素を吹奏楽曲に取り入れた作曲者の守備範囲の広さと、それを採用する吹奏楽連盟の度量の大きさに驚きます。

今では、吹奏楽コンクール課題曲にポップス調の曲が選ばれることも多くなりましたが、当時としては画期的なことだったのではないでしょうか。

ディスコキッドってどんな曲?

ディスコキッドはドラムの軽快なリズムに乗ってついつい踊りたくなってしまうような明るいアップテンポの曲調が特徴です。

前半では、トランペットを中心とする金管楽器の軽快なリズムと木管楽器の優雅なメロディーが印象的です。

中盤では大迫力でカッコいい決め所もあり、何度聞いても飽きないような楽しみが盛りだくさん。

ピッコロやクラリネットのソロも見逃せません!

YouTubeで聴けるおすすめの演奏動画3選

龍谷大学吹奏楽部

全日本吹奏楽コンクールで輝かしい成績を持つ吹奏楽団の龍谷大学吹奏楽部の演奏です。

とても厚みのあるサウンドで安定感バツグンの演奏です。クラリネットソロのアレンジがとてもカッコいい…!

YouTube「Ryukoku University Symphonic Band / 龍谷大学吹奏楽部」より
大江戸ウインドオーケストラ

大江戸ウインドオーケストラは、常設の吹奏楽団ではありません。ジャズやポップスを演奏するような演奏家がコンサートごとに集まり、吹奏楽曲を演奏します。

見た目の派手さもさることながら、ノリノリで踊るような演奏は一般的な吹奏楽団では出すことが難しい魅力があります。最後にのドラムソロは必見です!

ディスコ・キッド 大江戸ウインドオーケストラ
洗足学園音楽大学 スプリングコンサート「サクスケルツェット」での演奏

『ディスコキッド』のサックスアンサンブルアレンジです。有名な大人気曲だからこそ、いろんなアレンジの演奏が楽しめるのもディスコキッドの良いところですね。

途中からは、すさまじいソロ合戦が展開されています。やりたい放題の演奏に会場は大盛り上がりです。

サックスならではのカッコよさが光る演奏です、ぜひ聞いてみて下さい。

YouTube「洗足学園音楽大学/SENZOKU GAKUEN college of Music」より

まとめ

「ディスコ」の名は「クラブ」という言葉に置き換わってしまったかもしれませんが、『ディスコキッド』はずっと変わらず大人気曲のままです。

6月のサマーコンサートでは、演奏会の最後に2,3回生の全員で演奏するので、大迫力で大盛り上がりの演奏になること間違いなしです!

イヤホンでは味わえない吹奏楽の生演奏の魅力を体感できます。

会場のみなさんに楽しんでもらえるように練習に励んでいますので、ぜひ練習の成果を聴きに来て下さい。

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