当団のエースサックス吹きがソプラノサックスへの愛を語ります。サックスの音色への第一印象は「つまらない」だった。でも…。【#阪吹ブログ】

こんにちは!副団長のべりです。

前回書いたのは3月なので忘れられてそうですが、準中型免許持ちの、トラック運転できるキャリーの人です。阪吹唯一の準中型免許持ちです。キャリーはサマコンで引退済です。

今回はソプラノサックスの魅力をお伝えします!!

カーブドソプラノ、見たことありますか?

私はサックスパートで、アルト/ソプラノサックスを吹いております。まずはサックスについて簡単な説明を。

よく使われるのはソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種類。ソプラノ→バリトンと音が低くなっていきます。それに加えてソプラニーノ、バスもありますが、あまり見る機会はありませんね…。

ソプラノ、ソプラニーノはよく想像されるサックス!という形ではなく管がまっすぐです。めちゃくちゃ雑に見た目を説明すると金色のクラリネットです。

よく見る普通のソプラノサックス。
カーブドソプラノサックス。見た目はアルトサックスみたいだけど小さくてかわいい。

ただ、アルトみたいに曲がってるカーブドソプラノサックスというのも存在します。めちゃめちゃ可愛いです!!

ソプラノ去年買ったんですけど本気でカーブドにしようか迷いました。てかカーブドも欲しい…あとソプラニーノも欲しい…(ニーノは軽く100万越え)

吹奏楽の編成にいつもあるのは、アルト、テナー、バリトンの3種類。ソプラノに関してはあったりなかったり…という感じです。

ソプラノサックスは難しいけど魅力的

一番の魅力は音色です。中学で吹奏楽部に入って、アルトサックスを第一希望にした理由は「見た目」。しかもサックスの音に対する第一印象は「つまらない」だった私ですが、中1の冬にはじめてソプラノサックスの音を聞いて、その虜になりました。

ソプラノサックスの音色は、アルトサックスとはちょっと違って、下手するとすぐべーべーいって汚くなってしまいがちですが、上手い人は本当に美しくて、アルト以上に人の心を掴む音だと思います。

フランスのハバネラサクソフォンカルテットのソプラノサックス奏者の音とかとんでもないです。てかハバネラは全員もうとんでもないです。

ハバネラサクソフォンカルテットの演奏

同じくフランス人のダニエル・デファイエも大好きです。阪吹の人に聞かれたら私のソプラノサックスが下手くそなことがばれてしまいます。

アルトサックスと比べて、音色、音程、発音…全てにおいてコントロールが難しく、油断するととんでもない騒音を出してしまう楽器ですが、その分やりがいがあります。アルトサックスは調子悪くても許容範囲の音が一応出ますが、ソプラノサックスは調子悪かったり油断したりしたら一発アウトです。もはや騒音。でもその扱いの難しさも好きです。

定演ではソプラノサックスに注目!

今回の定演では『蒼氓愛歌』『トゥーランドット』、委嘱作品の『餞の時鐘』の3曲にソプラノサックスが登場します。また、開演前にはサックスアンサンブルの演奏もあります!

特に委嘱作品は、中止になってしまった去年から取り組んできたこともあり、個人的に特に力をいれています。1楽章には、「最高音でpからffにクレッシェンドでロングトーン」という、ソプラノサックスを吹いたことのある人なら「怖い!やりたくない!」という私の思いに共感してくれるであろう、ちょっとした見せ場があります。

本番はなんとか成功させたい…!

まだまだコロナで不透明な状況ですが、団員一同、定演の開催に向けて頑張っています。

今年の開催日は土曜日!クリスマスです!

12月25日はアルカイックホールに是非お越しください!

キャリー係も応援してあげてださい(笑)