Samuel R. Hazo – S. R. ヘイゾ
エクサルターテ
- ●原題:EXULTATE
- ●グレード:5
- ●演奏時間:約4分
- ●第49回定期演奏会
2001年、ピッツバーグのデュケイン大学音楽学部長エドワード・コーシェル氏によって委嘱された作品である。新たな学部長の就任式のフィナーレを飾る音楽として、同大学の吹奏 楽団とその指揮者であるロバート・キャメロン氏により初演された。
本作品には多くの主題が登場するが、一つの主題が複数の場面で歌われたり、複数の主題が一つの場面で同時に歌われたりする構造が見られる。これらの主題は緊張感を高めながら繰り返され、エネルギーに満ち溢れた壮大なコラールへ到達する。その後、音楽のエネルギーは新たな段階を迎え、テンポやダイナミクスは限りなく高まり終曲へ向かう。目の前でアツいF1レースが繰り広げられているような、疾走感のある雰囲気を楽しんでいただきたい。
(第49回定期演奏会)