Rossano Galante – ロッサーノ・ガランテ
レイズ・オブ・ザ・サン |
●原題:Raise of the son
●グレード: 4 ●演奏時間:約4分30秒 ●第24回サマーコンサート
「Raise of the son」というタイトルは、スペルを見なければ「Raise of the sun」、つまり「日の出」ととらえられてしまうであろう。スペルを見れば「息子の成長」ということになるだろうか。作曲者のR.ガランテ自身「このタイトルは掛詞になっている」といっており、曲のオープニングからクライマックスに至るまで、Raise of the sonとRaise of the sunの両方をイメージして作られている。
私がこの団で指揮を始めてからもう半年になろうとしている。高校時代にも指揮はしていたが、本格的な指揮は大学に入っていからであった。その私が初めて振る曲が「息子の成長」というのは偶然とは思えない何かを感じる。 この曲は全体的にゆったりとしながらも、木管の細かい動き、金管のファンファーレ、そして何より美しい和音が特徴の曲である。 この曲が演奏され終わったとき、聴いてくださった、「Raise of the “son”」を感じてくださるだろうか、それとも”sun”を感じてくださるだろうか。非常に楽しみである。 (第24回サマーコンサート) |
ビヨンド・ザ・ホライズン |
●原題:Beyond the Horizon
●グレード: 4 ●演奏時間:約5分40秒 ●第34回サマーコンサート
この曲は、ニューヨーク出身で映画音楽の作曲で活躍するロッサーノ・ガランテによって作曲されました。Beyond the Horizon は、「水平線をこえて」という意味であり、ダイナミックな構成と、二つの主要なテーマが織り成す色彩感あふれるヴィジョンが、はっと息をのむ美しい水平線を壮大に描きます。威厳あるブラス・ファンファーレと、さっと流れるメロディーラインに強調され、印象に残る作品となっています。力強くも美しい水平線の様子を思い浮かべながらお聴きください。 (第34回サマーコンサート) |