Hirose Hayato – 広瀬勇人
バベルの塔 |
●英題:Tower of Babel
●グレード: 5 ●演奏時間:約11分40秒 ●第32回サマーコンサート
この曲は日本人作曲家である広瀬勇人によって作られました。曲のサブタイトルに「To Jan Van der Roost」とありますが、これは広瀬の師であるヴァン=デル=ローストのことを指します。そのためか、曲の随所にヴァン=デル=ローストの作曲技法がみられます。
バベルの塔とは、旧約聖書に登場する塔のことを指します。旧約聖書「創世記」11章の一般的解釈は以下のようになっています。
また、この解釈は現在世界に多くの言語が存在する理由にもなっています。
吹奏楽曲として発表された本曲は、全7楽章をattacca(切れ目なく)に演奏します。楽章は順に「Tower of Babel(バベルの塔)」、「Settlers from the East(東方からの移住者)」、「Building the Tower(塔の建設)」、「Hope(希望)」、「God’s Worry(神の危惧)」、「Confusion(混乱)」、「Dispersion(離散)」となっています。各楽章ではタイトルに沿った音楽が展開され、曲全体を通してドラマティックに仕上がっています。 (第32回サマーコンサート) |