阪吹の楽譜は地道な作業のたまものです【阪吹ブログ】
阪吹フルートパートのポールです!楽譜係の長をしています。
前回のブログを担当したベリちゃんには「阪吹二大ブラック」の片割れとして紹介されてしまったので、この投稿でその印象を覆してみようと思います。
楽譜係の仕事
楽譜係の主な仕事として、指揮者用のスコア作成があります。
- スコア作成 ―― 久保田先生や音楽系幹部、そのほかにも係でスコアを必要とする人のために、楽譜係総出で印刷・製本をしています。
阪吹は、一つの演奏会が終わると、2ヶ月ほどオフ期間があるのですが、次の演奏会の練習が始まるまでに指揮者さんたちにスコアを渡したいので、オフ期間は楽譜係にとって繁忙期です。
期末試験ともかぶるので、勉強の合間を縫ってボイラー(阪吹活動拠点)に通い、一人平均10~12冊くらいのスコアを作ります。
海外から輸入した楽譜だと、A4でもB4でもない謎の縦横比だったりするので、機械音痴の私は毎回コピー機の前で格闘しています。
指揮者用のスコアは、練習中にボロボロにならないために、テープ製本をするのですが、一枚一枚をセロハンテープで止めるのでものすごく時間がかかります。
阪吹では30分を超えるような大曲も演奏することがあるので、スコアのページ数が70ページを超えたりします。
テスト期間の誰もいないボイラーでスコアを作っていて、気がついたら7時間が経っていた、なんてこともありました。笑
あれ?全然ブラックな印象を拭えてないですね
楽譜係の良いところとやりがい
確かに時間はかかりますが、地道な単純作業が好きな私にとっては天職で、ラジオや音楽を聴きながら、夏は扇風機、冬はヒーターを独り占めして黙々と作業するのは意外に楽しく、テスト勉強のストレス解消にもなります。
同期の楽譜係を見ていても、地道な作業が好きな人が多いような気がするので(※ポール調べ)、みんな意外に楽しんでくれているのではないでしょうか。ちなみに、キャリー係と掛け持ちして二大ブラックを制覇している強者もいます。
それに、オフ明け初日にはまっさらだったスコアが、半年間使い込まれて演奏会直前にはボロボロになっている姿を見ると、嬉しくなります。
団員に楽譜が届くところまでで楽譜係の仕事は終わりですが、奏者にとってはそこがスタートラインです。
楽譜から作曲者の意図を読み取り、自分たちの演奏したい音楽を探し、日々練習に励んでいます。
去年はコロナの影響で演奏会がことごとく中止になり、完成しないままお別れした曲もたくさんありました。
どうか無事にサマコンが開催できて、お客さんのいるホールで音楽を届けられるように祈るのみです。
それでは、6/13 にあましんアルカイックホールでお会いしましょう!
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